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流木が繋ぐ、自然と食卓。
清流の空気を食卓に
どんぐりポット
Handcrafted by Takashi Suzuhara
私が住んでいる岐阜県は、海のない場所です。海の近くで生まれ育った私には、正直閉塞感というか、 息苦しい場所でした。そんな私に師匠は山での暮らし方を教えてくれました。きのこの種類、食べ方、木の切り方、燃やし方、猪の捌き方、川と森の生活、それぞれ違う薪の香り。焼き物を学ぶこととそれ以上に、土地との関わりを身体に染み込ませました。作り方よりも、素材の頂き方を覚えなければならないことも。
独立して二年経った頃、初めて流木を組み合わせた食器を作りました。今よりもずっと荒削りなものでしたが、自分なりに自然と暮らしの関わりを表現したいと思い、それは今も変わりません。私にとっては初心に立ち帰らせてもらえる大事なうつわです。